あれは父の日の前日２００２/６/１５…

家族４人でＶＩＴＺに乗って、ユニク○に父の日プレゼントでデイバックを買いに行こうとしていた。
俺「ちょっと、トヨペット寄っていい？」
妻「いいよー」
…
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思い出すと伏線はあった。
義兄がノアを買って、試乗してしまったのは先月のことだった。
ＨＩＤって明るい。ボンネットにエンジンがあると意外に静かだ。
最近のＦＦって、あまり変な癖が無い。
サスペンションが硬めで、しっかりした感じを受ける。
まあ、新車だから……当然。…そりゃそうだ…。勝手に納得。

さらに
兄「なんかもうじき大きいのが発売されるみたいじゃん。
　　　現行エスティマの兄貴みたいなのらしいよ。
　　　もしかして、買うでしょ？」
俺「まだ乗ると思うよ、このエスティマに。それって発売はまだ先でしょ。秋とかじゃないの？
　　　見てみないととわからないけど、きっと変えないと思う。
　　　だって、このエスティマより大きくて、広くないと換える気にはならないし。
　　　国産のワゴンでは、このエスティマの横幅が一番デカイ系だから。
　　　現行エスは今乗ってるエスより小さいし、３台続けてエスティマは絶対無いし。
　　　それ以上って言うと外車とかになるし。」
兄「外車？…実家の前の道、通れなくなるよ。…」
俺「うん、夢だから。きっと換えないから（買えないから…）」

初代エスティマＶスーパーチャージャはまだまだ乗るつもりでいた。
（２回目の）車検も取ったばかりだし、まだ内外装ともほとんど傷んでない。
エンジン（加速も燃費も）もブレーキも問題ない。
ここらじゃパールのツートンってあんまり見かけないし。

現行モデルは後ろから見るとガイヤみたいだし、フロントは個性的だったけど、もう慣れた。
たまにオッっていうカスタマイズされたエスはいいと思うけど、ノーマルはあふれすぎ。
現行エスは車内が狭いんだよね。発売当日、店にいって見てきた。
新型は、気になって当然。東京モーターショーの印象も強いし。
燃費が良いのは引っかかるが…。

しかし、結果はあっさりと出た。
旧型の元祖ワンモーションフォルムは、まだまだ個性的だよ。広いし、デカイし。
小さくて、狭い室内に変える理由はどこにも無い。

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もっと遡って…
愛知の叔父のお葬式に大人６人で高速を移動中、リアサスがフルバンプした。
ん？
４ＷＤ、ノーマル車高なのに。確かエスティマの４ＷＤは２ＷＤよりも２０ｍｍほど高いのに、である。
ハンドルが取られ、一瞬ヒヤッとした。

衣類など荷物が多かったからか？。しかし８人乗車してないのに、なんでー？。
走行距離が９万ｋｍ以上だからなのか。まだ乗ろうとしていたのに、こんなはずじゃ…。
サスでも交換したほうがいいかも…。
けど、エスティマはローダウンすると設計が古い事もあって、
構造上サスストロークが突き上げが大きいとか。
まあ、家族４人で移動する分には問題ないんだけど。

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おっ、ＴＶのＣＭでアルファードと言ってる。
ふーん、発売したのか…。
ジャン・レノってどのくらい背が大きいの？。アルファードってどのくらいデカイの？
わからん。比較対照がジャン・レノでは。

妻「ふーん、かっこいいじゃん」
ん？かっこいい？。まあそうかも。けど、私はあくまでも大きさと広さが気になる。

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戻って、トヨペットの店内。
俺「こんにちは、アルファード…は、置いてありますか？見せてください」
あくまでも大きさが気になる。店内を見回したが無い。
営業のＭ川さん「あっ、あります。こっちなんですけど」と店外に。
納車前のなんですが、と見せられたのは、パールホワイトのＭＳであった。
顔つきは、中世の騎士か？。
ライト配置とグリル・バンパーの線からして、大蛇（オロチ）顔かな。
　牙つけてみたくなるな。
サイドに回りこんで、見る。ほー、でかい。
中は…ひろーい。こんなに広くていいのか。

その横にはセダンが置いてあった。ダーク色（グレー？、グリーン？）の
そのセダンに比べアルファードは、大きく、高く、圧倒的な存在感だった。
セダンは、実はセルシオであった。その存在に気付くのは帰り間際であった。
俺「これセルシオじゃん。日本一の高級車だよ。パパこれにに乗りたいって思ったことあるよ」と子供にいうと
息子「こっちの大きいほうがかっこいい！！」←アルファードの事。
そうか…。よかったのか悪かったのか。?(ﾟ_｡)?(｡_ﾟ)?

説明をしてもらう。わかった事は、
Ｖ６・３０００ｃｃと直４・２４００がある。グレードの頭文字が違う。Ｍ＊、Ａ＊という。
＊Ｚ、＊Ｓ、＊Ｘの３グレードともうひとつあるけど論外。
さらに＊Ｚと＊ＸはＬという、装備がいいものがある
４ＷＤと２ＷＤがある。２ＷＤはＦＦ。
８人乗りと７人乗りがある。

一通りの説明後、
「車の査定をさせてください」とのこと。
「今はVITZで来たから、またね。」

「お宅に伺いますので今日はいいですか？」
今日は父の日だから…
「もし気が向いたら明日にでも来ますね」と距離をおく。

Ｍ川さん「どうなさいますか？」
（ん？。直球だな）　欲しいと俺の顔に書いてあるか？。

カッコいいやつ→スポイラー、１７インチ→＊Ｓ！
燃費いいやつ→ＡＳ？けどトルクは如何に。→ＡＳ試乗？
フルフラット→８人乗り！

俺「まだ決められない、＊Ｓ以外の現物が見たい」
別の営業所にあるとのこと。イプサムの試乗車で一緒に移動。
ＭＸ−Ｌだったのかなあ？。外装は浪花節的印象が強い。
内装ベージュは好印象。
（んー、やっぱ＊Ｓだな）
宙に浮いたような道とのクリアランス。
１６インチのリム幅は、いただけない。
スポイラーとはこうも印象を変える物なんだなあと実感。

こんな物がついてます。
車内間接照明をみせてもらう。
感嘆！！。けど口を突いたのは
「これ、無駄だね…あははー…けど、無駄って大事なんだよね」
ソアラやＭａｃｉｎｔｏｓｈでも感じていた事、
『無駄や遊び心こそが、真の贅沢』なんだ。
「ここも、気に入ったわ」←間接照明のこと。

Ｍ川さん「試乗されますか？」
俺「３リッターを先に乗ることはしないよ。２．４は無いの？」
Ｍ川さん「すみません。無いんですよ」試乗？→試乗車なし→唖然
Ｍ川さん「このイプサムとエンジンは同じなんで、帰り道、試乗されますか？」
俺「……はい」しかたない。

車が違いすぎて、いや目の高さが違いすぎて、実感がまったく無い。
よく回るエンジンである。だが、すぐに渋滞にはまる。
試乗じゃないよ、こりゃ帰り道の運転手だよ。トホホ

元の営業所に帰って来て、もう一度ＭＳをしっかりと拝見。
内装は黒か。ん、グレーツートンなんだ。（後で気付いたが天井はベージュ）
黒木目かっこいい。こんなトーンの木目初めてみた。こっちも捨てがたい。

Ｍ川さん「この方は、以前の車のナビを取り付けてます」
リアのミラーを外し、カメラがついている。
リアミラーは絶対つけたくない。
俺「うん、おれもこれかな？」
妻「アンテナとか、配線とかそのカメラとか、工事中みたいで嫌だよ」

……決定、純正ナビ装着！。
「フロントにもカメラがつきます。ブラインドコーナーモニタです。
それと、高速走行時、道路のラインを検出してアラームがなります。」
「ふーん、高そう。けどいいか」

カタログをもらって、帰る。

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6/17
「どうする？。査定してもらうか。」
次の日（父の日）、エスティマで向かう。
早速査定。
白パールツートンは○万円の上乗せです。（掲載しません）
「ほー、よかったね」

で、グレードはＡＳ、８人、２ＷＤ。
オプションは最初は小物で値引き交渉。
「でいくら？。」「こんな感じです」
ただ安くしろの連発では無理だから、オプションをつけつつ、値引き交渉。
「これをつけたらどれくらい」
「下取りもっと何とかならない」
何回かＭ川さんは席を離れ、検討してきてくれた。
もうこれ以上聞くのは嫌だから店長に聞いてきて
「＿(‥ )ﾌｰﾝ。まあそんなもんだろ。」
値引きは○○万円。（ここも掲載しません）

それも大事であるが、納期が大事でもあった。
「７月末に家族旅行するから、それには間に合うかな？」
「はっきりした事はいえませんが、今日仮契約をしてもらわないとまったく無理です」
「ラインへの予約を入れないと始まりませんから」
「ふーん。試乗したいんだけど」
「来週ならば。また違う営業所ですけれどＡＳがありますので」
「最終契約は来週ね。予約というか仮契約という事で…、試乗して気に入らなければやめるよ」
「はい」
私の仕様なら他にも回せるという事だろうか？勘繰りは止めよう。

車を買うのをきちんと体験するのが始めての息子は
「今日はこれのって帰るんでしょ？」←昨日のＭＳのこと
「これはね、他の人のアルファードだよ」
「えっ？」
当然、エスティマで帰宅。

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6/22
次の週、ＡＳ・２ＷＤ試乗。
静かでフラットな乗り心地。
多少アクセルを踏むとエンジン音は漏れてくるが、悪くない。
ロードノイズも押さえられていて、意外とロールも少ない。
ＴＥＭＳをハードにしてコーナリング。回頭性もいい。
コンフォートだと舐めるような乗り心地。

ブレーキも良く効く。ブレーキローターが大きいためだろう。
発進のピックアップもかなり良い。

大パワーを感じるエンジンではない。段付きも無いフラットなフィールである。
意外に回る。車速感はまったく無い。車重に適切なギアレシオなのだろう。
同乗者も含めて、前後（左右にも）に揺さぶられない事が高級感と感じた。

ハンドリングに癖を感じる。センターはもうすこしルーズなほうがいいかもしれない。
４ＷＤに慣れていたためか。しかし、既に２ＷＤでこころは決まっていた。
慣れは必要だろう。

室内の色は意外といい感じ。ベージュはシートの存在感＝圧迫感がある。
天井も黒だったらやめたかも。天井がベージュであった事が決め手となってＡＳで決定。

３．０は試乗しないと心に決めた。
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家に帰ってから
息子「♪あるふぁ〜ど　あるふぁ〜ど　…」
ん？
そういえば、俺が口走っていたんだ。うつってやんの。やっぱ俺の子だ、あははー

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6/30
悩んだあげく、クリアランスソナーの追加
妻の実家の前は道が細いから、エスティマもつけていたし、
前にも後ろにもカメラはついているけど、どうしよう

結局、後ろのピラーの影は、カメラでは見えないから、
ということで追加決定。

間に合う、間に合わないで、気分は浮いたり沈んだり。
結局は７／末の東京ディズニーランド＆フジテレビへの家族旅行には間に合わなかった。
なぜ、お台場に行ったか？、エイベックスの「ａ＋ｎｅｔｉｏｎ」の下見も兼ねて。
遠出をしたがエスティマの走行距離を伸ばした事で済んだから良しとしよう。
間に合わないものは、間に合わない訳だし、エイベックスが当選したことで帳消し（？）だね。

８月頭、エスティマは海水浴＆キャンプを最後の遠出となった。
それから、カスタマイズパーツの撤去をはじめた。エンスタとナビは撤去。
素になったエスティマの車内は、ちょっと寂しそうだった。
（けど、社外アルミ＆リアラダー＆ラダー装着スキーキャリア＆純正アルミ＋スタッドレス付きで手放すことにした。
これ買った人はお買い得かも…）

盆前８／８に納車。というか、エスティマでトヨペットまで最後の走行。
「ありがとうね。」「ごくろうさま。」
エスには御礼を言って、ｍ川さんにキーを渡した。

後でわかったのだが納車は意外と早かったのです。
いろんな方法でなんとか早めてくれたのか？不明である。

新しいキーを貰った。
アルファードライフが始まった。

ガソリンを満タンに。（半分くらい入れてくれた、Ｍ川さんに感謝）
スタンドでは、給油口の開け方に一苦労。
スタンドの兄さんは元気良く、そっけない。
軽い渋滞の道を行く車からの視線は痛い。

松本市内を流す。
まず後ろを付いてきたのはハイエースの夫婦。
信号待ちで止まっていると、ぴったり後ろにつけて、だんなさんが中を覗き込んでくる。
嬉しい反応である。内心「どーだ」ていう感じ？。今ではアルファードを購入しているかも。

次に、カップルのｂＢ。
彼氏がアルファードを指差しながら、得意げに解説をしている（ようだ）。
彼女はにこにこしながら彼氏とアルファードの両方へ、視線が行ったり来たり。
これも、嬉しい反応です。

しかし、圧倒的に多い視線は「この車はなんだ？」という視線。
多少ストレスになってきたので、家に帰る。

家に帰ってきて
息子、娘「今日はここで寝たい」「いーでしょー？」
俺「…………だめ、かな。どこか行く時にね。流星群とか見に行くからさ。またね……」
本当は私もアルファードで寝てみたいと思ったが、ぐっとこらえた。
いくら新車で嬉しいからといって、納車当日に家の庭に止めた車の中で寝ている親子の姿は…想像してしまった。
想像したら、恥ずかしくなったのである。

数日たったある日、家の近くのカーパーツ屋さんに何処かで見たエスティマが停車しているのを発見。
アルミ、リアラダー、パールツートン、フロントのトヨタマークが無い…。もしかして再会。
家族全員でどんな人が乗っているのか、興味津々。
まるで張り込み状態？。

すると誰か来た。
カーパーツ屋の店員さんが、箱を持って乗り込み、車はピットへ…
「ナビつけるんだー」
結局、エスの新オーナーさんはどなたかは不明。
近くに住んでいるのだろう。大事に乗ってくれそうです。